自賠責保険だけではカバーできない現実

現在の自動車事故の賠償額をみると、自賠責保険だけでは、多額の賠償額を支払うことができなくなっています。
被害者に十分な治療を受けてもらうためにも、任意保険の加入は大事です。

最近の判例では、交通事故で死亡したり、後遺障害を負った人に対して、自賠責の限度額をはるかに超える高額な損害が続々と認められています。

昭和59年に40歳の男性が後遺障害を負った交通事故では、その人が会社役員という事情もあって、裁判所は2億9736万円という賠償額を認定しました。また、傷害事故でも、被害者が骨折を伴うような重傷を負った場合には、あっというまに120万円をオーバーしてしまうことも決して珍しくありません。

 こうして現実に起こった事故を見ていくと、自賠責保険だけではカバーしきれないものが多く、ドライバーはその不足分を補ってくれる自動車保険を自分の意志(任意)でかけなければならないのです。

また、「自賠責に入っていれば、とりあえずクルマの修理代だけは何とかなる」という勘違いをしている人も意外に多いようですが、自賠責はあくまで「対人保険」であり、保険の支払いができるのは「他人」に対する損害だけに限られます。

クルマやガードレールといった「モノ」に対する損害や、自分の体、自分のクルマに対する損害は「任意保険」で補うしか方法がありません。自賠責とは、あくまで「人に対する必要最小限の保険」と理解しておくといいでしょう。


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